第39節 対岡山戦

3-1
得点 香川、黒木、乾、川原


終始主導権を奪いながら前半は無得点。ここで気を抜いて後半立ち上がりに先制されるイヤな展開が頭をよぎったが、意外なことに後半スタートからヒラジoutシャケinの交代策。運動量の多いヒラジがある程度機能していたように見えただけに、意図をつかみかねたがこの交代がずばりはまった。


ウイングバックのように高めにポジションを取るシャケに気を取られてか、岡山が押し込まれ早い時間帯から引き続きセレッソがペースを握ることができた。先制はパスをつないでつないで、乾のスルーパスに抜け出した石神が、角度のないところからゴール前へ折り返しシンジがごっつぁんゴール。冷静に決めることができた。


早い時間帯に決めたことで次の1点が非常に重要になったわけだが、黒木がグラウンダーのミドルをゴール隅の見事なコースに決め、あっさり追加点を奪うことができた。岡山の調子から見ても、実質これで試合を決めることができたのだが、攻撃の手をゆるめることなく香川のゴール前でのタメに乾が飛び込んできて久々のゴール。あとは試合を終わらすだけとなった。


その後、3点差を付けた状態でのアキ起用はもったいないようにも思ったのだが、やはり登場すると見事なポスト、タメでチームに貢献してくれた。しかし終了間際にカウンターから1点与えてしまい、下位相手に最後まで緩めずに戦いぬくという課題は残ったままとなった。なにせ昇格戦線は4チームでの団子状態になっているため、得失点差もムダにすることはできないのだ。とはいえ次節はホームで湘南戦。大一番をいい状態で迎えることになったのは確かだ。