第38節 対甲府戦

1-1
得点 香川、マラニョン

今季2戦して2分けの甲府との最終戦。昇格争いの直接対決でもあり、なんとしても勝ち点3を積み上げたい試合だったが。


セレッソは前節イエロー2枚で退場の前田が出場停止。藤本が復帰しての4-3-3にシステムを変更してきた。この4バック、3ボランチだがSB2枚の位置を高めに上げ、アンカーの藤本がDFラインに入れば、なんのことはない以前からの3-6-1になるだけなのだが。とはいえ、サイドの2枚がSBであることを意識してか攻撃が手薄になる印象が強い。となると前線の3人だけで点を取ってこないといけなくなるわけで、いかにセレッソのDFが安定しないが故の策とはいえちと厳しいのではないか。


甲府もアウェイということもあってか積極的に攻めてはこず、重い試合展開となったが、前半30分すぎに香川が乾とのワンツーからねらいすましたシュートで先制。ワンチャンスをものにし優位に立つことができた。しかしそこで気を抜いてしまうセレッソの悪い癖が出て、マラニョンに広大なスペースをつかれ前半のうちに追いつかれてしまった。


後半も見所少なく、濱田out小松inで2トップに変え勝ち越しにいったのだが、決勝段を奪うことはできなかった。


結局今季甲府とは3戦3分けともやもやの残る結果となってしまった。試合後にはカイオがネックレスしているのを主審に見つかりまったくよけいなカードをもらってしまった。試合中はテーピングで隠していたようなのだが、試合後整列でユニの外にネックレスを出している姿がビジョンにもばっちり映し出されており、なんと言い訳のしようがない。こういったところにも「勝者のマインド」の欠如が見出される、といっていいものやらどうやら…。