第1節 対鳥栖戦


4-1

得点 カイオ、石神、高地、乾、江添

いよいよ始まった2009年のJリーグ。PSMやらなんやらでオフ中にも長居に行く機会があったので、いまいち久々感に欠けたんだけど、やっぱりガチのリーグ戦ともなるとまた雰囲気が違っていいもんだわ。


で、セレッソは久々のリーグ戦ホーム開幕となったわけだけど、終わってみれば完勝と言っていい内容で、こんなにすっきりできた試合は何年ぶりだろ?ってくらいに充実した試合だった。


とはいえスコアレスだった前半は、前線からしっかり連動してプレスをかけてくる鳥栖を相手に攻撃が機能せず、「点を取られる感じもしないが、取れる感じもしない」堅い展開。ハーフタイムにはスコアレスもあるかも、と感じていた。そんななか後半開始早々の先制点は、相手ゴール左サイドでごちゃついた際に、運よくディフェンスの背後にこぼれたボールをシャケが拾って上げたグラウンダーのクロスにカイオが詰めたもの。


その後は鳥栖も多少リスクを冒して攻め込んでくるようになり、結果生じたスペースをセレッソが利用して逆に攻め込めるようになった。とはいえ、2点目を取るまでにも決定機を何度か逸しており、特に乾が相手ディフェンス最終ラインからボールを奪取し、キーパーと1対1になったにもかかわらずポストに当ててしまったシーンでは、イヤな予感が頭をよぎったのも確か。


幸いながらセレッソはその後も攻め続け、これまでにも何度もゴール前までしっかり詰めていた石神の追加点、さらに1点返された直後の乾の3点目、さらには江添のJ初ゴールとしっかり加点して勝ちきることができた。


チーム初ゴールのカイオにしろ、セレッソでの初得点となった石神にしろ、もちろん初ゴールの江添もそうなんだけど、去年までと比べゴール後の選手パフォが、明らかによりサポの近くまで来てくれて、喜びを爆発させていたように思う。昨シーズンはいまいちチームに一体感が見られず、サポの応援も冷めた空気が感じられた時期があっただけに、今年は何としてもこのいい雰囲気を苦しい時期にも失わずにいられるようにしたい。


そして唯一の失点となったセットプレー。詳細はスタジアムでは見えなかったのだけど、セットプレーの守備は昨シーズンから課題とされてきただけに、なんとか修正してもらいたい。


とはいえ、チアゴマルチネス、石神といった新戦力がはっきり戦力になることがわかった開幕戦。今年こそ昇格する資格があるチームへと、成長していけると信じられるのがたまらなくうれしい。