第12節 対湘南戦

0-1
得点 中村

スタジアムカフェにて観戦。単純にチーム力をくらべ、弱い方が負けた試合だったなあと。とりあえず昨年散々うまくいかなかった4バックをいきなりやったところでどうしようもなかった。現在のセレッソの3-6-1は香川、乾の2枚看板を最大限機能させるための布陣だと思われるのだが、これが4-4-2になると相手ゴール前が2トップでスペースを埋められてしまい、香川、乾が中で活きない。また3バックでウイングバック、4バックではサイドバックとなるサイドプレーヤーが4バック時に守備に追われ、攻撃参加が難しくなる。


結局、現在のセレッソのサッカーは試合を決める局面では個人技頼みなため、かなりチーム力の落ちる相手=90分のほとんどを優勢に戦える相手、でないとそのパフォーマンスを十分に発揮することができない。とはいえ、そういった相手でもハイプレスでガツガツ来られるとかなり手こずることになるのだが。


選手もかなり意識して臨んだであろう首位対決に負けてしまったのはとても悔しいが、じゃあどちらが勝利にふさわしいゲームをしていたかといわれればそれは明らかに湘南なわけで、結果に対して悔しいというよりは、弱いチームに対して悔しいというかなんというか。


正直、今季に関してはよほど想定外なアクシデントがない限り、3位以内での昇格は結果を出せると見ているのだが、その先に希望をいだけるようなサッカーが見たいのだ。しかし現在のサッカーを続けていて、その望みが叶えられるとはいまいち考えにくいのがどうにもつらい。