第19節 対ヴェルディ

2-2
得点 、大黒、柴崎、黒木

強引に仕事を上がって現地観戦。ひどい試合を見せられた。本気でJ2優勝を果たす気があるのだろうか? マルチネス、香川と大駒2枚を欠いたうえに、今季の失点激減に大きな貢献をしているチアゴも欠場と、非常に苦しい布陣なのはたしかだが、それでも優勝するためには勝ち点を積み上げていくしかないわけで。


特にひどかったのが2失点目。ミドルシュートがねらえる位置で、あれだけフリーでボールを持たせていたら、そりゃあいずれ失点もするだろう。カウンターを食らったわけでもないのに、なんで誰ひとりプレッシャーかけてないの? 実際失点するまでにもフリーでミドルを打たれている場面が何度かあり、失点シーンがたまたま生まれたものでないことは明白。メンバーがそろっていないうえに、あれだけ気の抜けたプレイをしていれば、そりゃ負けるに決まってるでしょうよ。


中盤で散々ボールを回され続け、ペースを握りかえしたのは終盤の10分程度。なんとか追いつくことはできたし、さらには逆転のチャンスも作っていた。でもそれをもっと早い時間にできるようにならなきゃいけないし、90分トータルで見れば、負けが妥当な試合内容だった。


で、試合後はお決まりのセレッソ大阪コールで盛り上がる、と。サポーターも本気で優勝、昇格をめざしているのか大いに疑問。終了直前にがんばって追いついたからよくやった、ってそりゃ終了直前までが悪すぎただけのことじゃないか。このような試合を1年続けていけば、それでいいとでも思ってるんだろうか? それじゃあまりにJ2をなめすぎじゃないか? 少なくとも自分にはピッチに立っている11人が、100%の力を出そうとしていたようには思えなかったし、J2で優勝するに値するプレイをしていたとも思えない。


審判があまりにヘタすぎて結果的にセレッソに不利に働いた面はあったけれど、J2の審判のレベルが著しく低いことはこの3年で十二分に体験してきたはず。判定の分を差し引いても、この試合でやりたいことを表現できていたのはヴェルディの方だったし、審判にやつあたりするのはまったくお門違いだ。


チームもサポもあまりにぬるすぎる。本気で戦う試合が見たい。