第4節 対徳島戦


2-1
得点 苔口、乾、徳重


今季初の平日開催。なんとかキックオフに間に合わせてスタジアム着。予報通りに寒い…。セレッソは代表で離脱中の香川くんに代わって、苔口が初スタメン。そして柿谷が今季初のベンチ入り。クルピの遅刻発言やらもあって、やっぱり苔口が香川くん不在時のファーストチョイスなのね、とガックシ。とはいえ、その思いはいい意味で裏切られることに。


徳島は前節3-0で勝利し昇り調子。セレッソのOBでは徳島の徳さんとなった徳重がスタメン出場。青隼は残念ながら出場停止中のため見られず。心配していた前線だがコケ1トップで、カイオが乾とともに2シャドーに入る。元々運動量豊富なカイオが組み立てに参加し、徳島がスペースを作りがちだったバイタルエリアで、コケがうまいことくさび役を果たしていた。コケはカイオと異なり中央にしっかり構え、しかも足下のボールをさばけていたため、いつもの1トップ2シャドーとは違った方向性ながら機能していたように思う。最高の相方を失った乾くんはやはり孤立しがちだったが、守備にもしっかり戻り最低限の働きはしていたのではないだろうか。


セレッソペースで進むものの決定機までは作れずにいる中、カウンターから石神がタテに出した浮き球にカイオが走り込み、グラウンダーでマイナスのクロスを配す。走り込んだのはまさかのコケ。当てただけのシュートをふかし、一瞬ゴールを外すかと思ったが、バーギリギリに決めて先制。


その後も膠着気味に進んだが、前半終了間際またもカウンターから、ペナルティエリア左45度あたりでフリーでボールを持った乾がミドルシュート。ポストに当たったボールがキーパーにはね返りそのままゴールへ。貴重な追加点を奪うことができた。


後半、徳島はMFを1枚下げてDFを投入、3バックに変更してくる。ここでマークする相手が整理されたためか、セレッソは前線の3枚が機能しなくなってしまった。カイオも豊富な運動量が徒となり、ゴールに近いエリアでボールを有効に持つことができない。やがて徳島のペースとなり、60分過ぎからは防戦一方に。中盤のこぼれ球を拾われたところからつながれ、ゴール前でキーパーと1対1となった徳さんに冷静に決められてしまった。その後も徳島の時間が続くが、チアゴや金のプレーに救われ、なんとか1点を守り続ける。徳島が3バックに変えてからまったくペースをつかめずにいるのだから、康太なりハマなりボランチを厚くしてほしかったのだが、クルピは今日も動きが遅い。コケout、ハマinとなったのはもうロスタイムも近くなってからだった。


なんとか勝ち点3をものにしたが、香川くんがいないとやはりチーム力が数段落ちてしまう。カイオがある程度シャドーで使えることもわかったので、小松やアキが1日でも早く復帰してくれることを願うばかりだ。そして次節愛媛戦、前日の代表の試合で香川くんがベンチ外となれば、この試合に出場できると思うのだが。ベンチ入りだけして起用せず、とかの半端な形になるのが一番つらいなあ。さて、どうなることやら…。