第25節 仙台戦

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7月上位対決シリーズ第1戦はスコアレスドローに終わった。が、ここのところ失点続きだったセレッソにとって無失点で90分を終えたこと、昇格争いのライバルとなる仙台から実質勝ち点2を奪ったこと、大黒柱のマルチネス抜きで戦える形が見えてきたこと、と収穫の多い1戦だったといっていいだろう。


これだけ気分よく長居からの帰路につけたのも久しぶりで、間違いなく今シーズンのベストゲームだった。それが価値試合でないというのもくやしいっちゃくやしいのだけれど。


後半のCKからの失点で相手ファウルをとってもらったこと、中原のポスト直撃弾など、セレッソ目線で見ているとどうしてもピンチばかりが印象に残り、どうにかこうにか得た勝ち点1、という印象だが、仙台サポから見るとまた違った形勢であったのかもしれない。


いずれにせよ試合後ゴール裏へ来た選手たちを見ても満足していないことは十分に伝わってきたし、この試合を活かして、決して侮れない栃木や首位対決となる湘南に挑んでもらいたい。


それにしても試合前の平松大阪市長、民放アナ出身だけあってスピーチが抜群にうまかった。大人数を相手にしたときの間の取り方や、4月のアウェイゲームの結果を盛り込む下調べなど、パブリックな場でしゃべる場合のお手本にもってこいのあいさつだったように思う。選挙で入れるかどうかはさておき、少し見直してしまった。あれだけ仙台サポをあおっていたので、もし負けていたらフラグ扱いされていたことは間違いなかったけれどもね。